TICAD9外務省テーマ別イベント(サイドイベント)武蔵野大学国際フォーラム アフリカ地域における持続可能で包摂的な経済成長のためのデジタルサプライチェーンに関するセミナー ―グローバル貿易における循環経済の定着―

TICAD9外務省テーマ別イベント(サイドイベント)

武蔵野大学国際フォーラム

アフリカ地域における持続可能で包摂的な経済成長のためのデジタルサプライチェーンに関するセミナー

―グローバル貿易における循環経済の定着―


武蔵野大学国際総合研究所は、経済産業省委託事業「アフリカ地域物流デジタル連結性強化による資源循環形成のためのマスタープラン策定事業」を実施している。本セミナーの目的は、TICADに参加するアフリカの政策担当者等と、直接本事業が準備しているアフリカ地域と我が国の国際資源循環構築の政策提言について、広範な意見交換と議論の場を持ち、当該マスタープランのアフリカにおける実装可能性について検討を行うことである。 

1. コンセプト 

世界が循環経済へと移行していくことが、地球社会の持続可能性を高めるという目標とともに、アジアとアフリカ間の大陸をまたぐ協力関係を強化するまたとない機会であるといえる。本フォーラムでは、資源効率を促進し、廃棄物を最小限に抑え、デジタル化を通じてコネクティビティを強化する、革新的な政策枠組みと実用的な物流戦略の開発に焦点を当て、この環大陸間の協力関係を促進するために必要な施策について議論することを目的とする。特に日本のビジネスの拡大にとって、アフリカとのコネクティビティの概念が戦略的に重要であることを認識し、本セミナーでは、アフリカとアジア間の環大陸間のコネクティビティを通じて、強靭で持続可能な循環型のサプライチェーンを確立するデジタル技術の変革の可能性を模索する。 

2.フォーラムの目的 

本フォーラムは、主に以下の2つの目的を達成する。 

目的1:

アフリカ中心の政策開発と実現:アフリカの視点から導き出された上記の政策課題(循環経済、デジタル化、コネクティビティ)に対応する政策提言を導き出すこと。この提言は、アジアーアフリカ地域における循環経済の確立と発展、およびアフリカと日本(およびアジアの諸国)との経済産業協力関係に大きく貢献するものである。また、これらの提言は、日アフリカの相互に有益なパートナーシップを促進することで、アフリカと日本の経済安全保障を強化することを目的としている。 

目的2:

デジタル物流による循環型サプライチェーンの構築:デジタル技術を活用し、アジアーアフリカ地域を架橋する環大陸の「循環型サプライチェーン」を構築・強化するための、物流網(コネクティビティ)に焦点を当てた具体的な政策提言を策定する。この政策提言は、効率的かつ持続可能なデジタル物流体制を確立することで、日本のビジネス界がアフリカへ進出し、稼ぐ力を促進することを目指すものである。 

本フォーラムではでは、以下の重要なテーマを取り上げる。 

1: アジアーアフリカにおける循環経済のための政策フレームワーク:

このセッションでは、アフリカ地域域内の循環経済や廃棄物関連の規制の調和、持続可能な経済慣行の奨励のみならず、廃棄物管理における国境を越えた協力(アフリカ域内および、アジアーアフリカ間協力)、さらには静脈産業に関連する貿易協定の役割などの要素を含む、大陸横断的なコネクティビティについて考察する。 

2: デジタル物流と循環型サプライチェーンの開発:

政策実施における透明性向上のためのデジタルプラットフォームの活用、資源最適化のためのIoTの導入、予測ロジスティクスにおけるAIの活用、トレサービリティ向上のためのデジタル技術やブロックチェーンの活用を議論する。これらの実現のための、アフリカ地域におけるデジタルインフラの開発のあり方にも焦点を当てた議論を行う。 

3.主催 

・武蔵野大学国際総合研究所(MIGA) 

・経済産業省(METI) 

・外務省 

4.日時

2025年8月20日(火) 15:20~16:50 (90分) 

5.場所

パシフィコ横浜 ホールD 

〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1−1 

6.式次第 

*登壇者様につきましては調整中の方もおり、変更する可能性がございます。 

15:20 – 15:30 開会挨拶 
武蔵野大学国際総合研究所長 西村英俊 特任教授 
15:30 – 15:40 オープニングスピーチ 
元南部開発銀行 (DBSA) 総裁Patrick Dlamini (パトリック ドラミニ)氏 
15:40 – 15:55 前田教授 「Special Epistemic Zone (SEZ)とは?」 
以下のグローバル・コネクティビティのノードとしての機能を果たす、言わば新しい頭脳立地政策
①Global Digital Human Resource Development(d-HRD)Connectivity 
②Global Cyber-Physical System (CPS) Connectivity 
③Global Digital Logistics Connectivity 
④Global Circular Economy Connectivity 
これらの機能を果たす中核的組織を、SEZ(Special Epistemic Zone)と呼びうる。 
15:55 – 16:30 要点提示
Dr. 釜我、Dr. 中村、NX総研 綿貫氏
16:30 – 16:45 ディスカッション 
16:45 – 16:50 質疑応答 
写真撮影 

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